ドライバー選びのポイントで、ただ単にヘッドの体積が大きく
低ロフト(8.0〜9.5度)のクラブを選ぶと、
ボールが上がり辛かったり、ドロップしてしまうことが多々あります。
ドライバーヘッドの重心距離が短くなったことを
生んだひとつの要因となっているのが、
ヤマハ「インプレスXD」シリーズの開発とその成功です。
ボールの捕まりを向上させる為、重心距離を短く設定した
このシリーズは、多くのアベレージゴルファーに支持されました。
最近のシミュレーション技術の発展により、
成功したモデルの重心位置をまねるのは、比較的容易なので
ほかのメーカーもこれに追随したと考えられます。
また、今年のヘッドデータの重心距離関連で目に付いたのが、
アベレージ用モデルで重心距離が短いものが、
逆にプロ・上級者モデルで重心距離が長いものが増えたことです。
その理由はなぜかと言えば、主に2つのことが考えれれます。
第一に考えられるのはボールの捕まりです。
ヘッドスピードの速い人向けです。
インパクトパワーが増大する長重心距離はローヘッドスピーダー
向けというのは、間違いありません。
ただ、プロ・上級者が最も嫌うのはヒッカケなどの左へのミスで、
ボールが捕まり辛い長重心距離は、そのミスを防いでくれる
という考え方があります。
逆にヤマハの例でも分かるように、短重心距離は
ボールの捕まりを向上させてくれるので、
アベレージゴルファーにメリットがある場合もあります。
もうひとつは実際の打点と重心位置の関係です。
ゴルファーというのは、クラブヘッドの最もボリュームのある
ところ(ボリュームゾーン)でボールを打とうとしますが、
重心(スイートスポット)がボリュームゾーンより
ヒール寄りにあれば、ボールはギア効果でフック回転が
かかり易くなります。
このため、スライスが多いアベレージ用のモデルというのは、
ボリュームゾーンに対して重心がどれだけヒール寄りに
あるかが大事で、逆にプロモデルでそれをやると
ボールが捕まりすぎるのでボリュームゾーンと重心を
近づけたいのです。
結果、同じヘッド体積の場合、重心位置はアベレージ用は
ヒール寄りで、プロはトゥ(センター)寄りになります。
ただし、現在の大型ヘッドではプロモデルとしては
重心距離が長すぎるという問題があるので、ここ最近は
重心位置とヒッティングポイントを近づけるため、
420cc程度のコンパクトなヘッド(市場では敬遠される傾向が
あり、発売されない場合も多いのが残念ですが・・・)などが
出てきており、やっと本来の形に戻ってきた印象を受けます。
このように大型ヘッドでの短重心距離は捕まり重視で、
コンパクトヘッドでの短重心距離はヒッティングポイント重視と
意味合いが違うことを理解しておくと、
クラブ選びに役立つのではないかと思います。
ブログ内で以前にも説明しましたが、現在のクラブの
進歩状況ではメリットとデメリットの観点から、
400〜445ccの容積をもつドライバーヘッドが良いと私は考えます。
キャロウェイ ゴルフ レガシーツアー ドライバー 440cc
ヨネックス ナノブイ ネクステージ TYPE 430 430cc
ブリヂストン TOURSTAGEツアーステージ X-DRIVE 435 435cc
タイトリスト 909D3 ドライバー 440cc
ミズノ MP CRAFT S-1 ドライバー 425cc
ブリヂストン TOURSTAGE ツアーステージ X-DRIVE 701 445cc
ロイヤルコレクション cvXer ドライバー RC cvXer440cc
NEWフォーティーン JC 406ドライバー 410cc
ダンロップ SRIXONスリクソン ZR-30 ドライバー 425cc
テーラーメイド R9 ドライバー 420cc
プロギア T3 501 銀 TOUR ドライバー 445cc
ヤマハ インプレスX 445D 445cc(中古)
やはり420cc辺り、シャフトが少ししっかり目で、
10〜10.5度のロフトがお勧めですね。
ちなみに私は400ccです。
賢い選択を期待しています。
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