タイプ-1のような体の動きになってしまうと
肩が勝手に早く開いてしまう!と説明しました。
それらの動きを改善する為には、どういったことに
意識を持って練習すれば良いのでしょうか?
その対処法を解説して行きましょう。
アドレスからトップの間で重要な体の動きとは
A. スイング始動でクラブヘッドが先行しないように心がけます。
B. 右腕や左腕の力に頼ってクラブを上げないように注意します。
C. 右腰と右ひざを飛球線後方へ平行移動しないようにします。
D. 右股関節に体重が載るようにクラブを上げます。
E. 両肩の中心から手の位置が右にズレないように
バックスイングします。
F. 右肘が体から大きく離れないように気をつけます。
といったことが基本の動作となります。
どうでしょう? あなたは意識をしなくても
上の6項目が正しく行われていますか?
Aでは「クラブヘッドが先行しない」とありますが、
アドレスから手の位置が右ひざの上に来るまでは
ほとんどと言っていいほど両腕の手首の角度を変えない事です。
どういうことかというと、クラブヘッド、シャフト、手首、両肩、
この4つの部位の位置関係をほとんど変えない意識で、
両肩を回転(捻転)させるということなんです。
それと同時に、体重が右股関節に徐々に載っていく意識を持ちます。
こうすることによって、クラブをヒョイと持ち上げたり、
右腕や左腕の力に頼ったバックスイングにはなりません。
更に手の位置は、両肩の中心から左右にズレることもなく、
「クラブヘッドが先行して上がらない」というこになる訳です。
ですが、手が右ひざの上に指しかかったところから
トップまでの間では、「自然に素早くリストコック」が
されないといけないんです。(右腕とシャフトの間で約90度まで)
そして手はその位置から、右肩の真上に上がるように
真上の方向へ上がっていくイメージでスイングします。
(ココで両腕の小さな力でクラブを上へあげます)
手の位置を両肩の中心から右側へズレなければ、
右肘も体の外側(背中の方向)へ逃げていかない筈です。
(逃げてしまうと、フライングエルボの形になります)
そして右股関節にしっかり体重が載っていくと、
左足体重の変則的なトップにはならないでしょう。
トップでは右肘の角度もほぼ90度になると思います。
(このとき右肘は、右脇腹から10〜15センチ離れます)
頭の位置はアドレスからトップの間で、飛球線後方へ
5センチ以内の平行移動なら許容範囲だと考えます。
どうですか?
アドレスからトップまでの正しい体の動きが理解できたでしょうか?
分からない!と思った方はコメント下さい。
続きは次回です。 お楽しみに!
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